Koji Shiroshita 城下浩伺

NEWVIEW AWARDS 審査員長 宇川直宏賞を受賞

2025.2.7

「空間へのドローイング:渋谷」がNEWVIEW AWARDSにて審査員長 宇川直宏賞を受賞しました。
 
審査評
この作品は、芸術の起源としての洞窟壁画を、空間コンピューティングの概念によってUP DATEせしめた大変重要な作品である。アルタミラやラスコーに描かれた有史以前の図像と地続きであるストリートにおけるグラフィティという壁画文化を、環境に聳え立つ平面から、都市という空間へと拡張させた文字通りのSpatial Computing作品である。特筆すべきはその体験方法・体験場所の提案である。この作品は、描いたそれぞれの場所での体験を理想としているが <それぞれの場所に関連する記憶や文脈を想起しながら、異なる場所で体験することも可能>としている。つまり描いた図像と同等に空間というフレーム自体を作品へと変転しているのである。これは、タブローによって形成された芸術作品そのものの所有の概念すらもアセンションさせる魔術の提案なのだ。
 
NEWVIEW AWARDS 2024 審査員長
宇川直宏
現”在”美術家|DOMMUNE主宰
 
【NEWVIEW AWARDS 2024】
審査員
宇川直宏 (現”在”美術家|DOMMUNE主宰)
KEIKEN(アーティストコレクティブ)
Gerfried Stocker(メディアアーティスト|Ars Electronica総合芸術監督)
Lu Yang(アーティスト)
David OReilly(マルチディシプリナリーアーティスト)
サエボーグ(アーティスト)
 
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