Koji Shiroshita 城下浩伺

空間へのドローイング

Drawing on Space

アーティストコレクティブ「城下浩伺&みふく」による、VR機器をメディウムとして扱い、空間を支持体として描くドローイングのプロジェクト。

「空間へのドローイング」は、美術作家 城下浩伺と、XRクリエイター みふくの協働により、美術とXRの融合を通じて視覚芸術の未来を拓く試みです。

城下浩伺は、ペンと墨という古典的なメディウムを用い細密な線の表現で画面を構成する「Completely Untitled」シリーズや、絵画と写真の境界を問う「PICTURE」シリーズなど、一貫して「絵画の本質」を探求の対象にしてきた美術作家です。「空間へのドローイング」シリーズでは、VR機器をメディウムとして扱い、空間自体を支持体として描く事によって、伝統的な平面に閉じ込められた「描く」行為に新しい身体性と立体性をもたらします。

みふくはマルセル・デュシャンをVRの観点から捉え直した作品「Given:Marcel Duchamp」(2022)など、既存の美術の文脈とXR表現の接続に主眼を置くクリエイターです。

城下が描いたドローイングはみふくによって再構築され、XRを用いた作品として展開されます。

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