PICTURE
2020.4.18 - 6.20
Online Exhibition & hitoto, Osaka
2020年4月、大阪のギャラリーhitotoにて開催開始の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令を受け、オンライン展示に切り替えて開催。
実際にギャラリーに展示空間を作り、数パターンの360度のVR写真を撮影し、特設サイトにて公開した。
元々、この展示で新たに発表した作品「PICTURE」は、紙に墨が定着する前の、まだ液体として生々しい瞬間を写真で捉えた“絵画”によって、絵画の“本質”はどこにあるのか、「作品の実物」にのみに宿るものなのか、という作家の疑問を、撮影、プリント、展示という工程を経て問うものだった。オンライン展示という形になった事で結果的に、テーマである「絵画の本質が存在する場所」を、半ば強制的に「ディスプレイ越しの展示鑑賞」という形でも問う事にもなった。
その後、緊急事態宣言解除後の5月30日よりギャラリーでの展示を開始。展示最終日にはオンラインにて、無観客でのトークイベントを開催。「PICTURE」の写真撮影を担当した三保谷将史氏と対談した。